「さよなら私のクラマー」8巻 ワラビーズvs栄泉船橋、決着っ!!茜が選択したものは・・・
どもども三毛猫です。
本日はこちら
表紙はゴルゴとツインテールの悪魔っ!!
目次・8巻内容
【目次】
28.顕現する才能
29.ツインテールの悪魔
30.受け継がれる青と臙脂
31.新興勢力
【8巻内容】
恩田がまさかのアンカーにスライド。
越前と共にツインテールの悪魔、妙をマーク。
恩田を起点に曽志崎のゴールデ3-3のイーブンに。
だが妙もさらにギアを上げる。
試合時間も残りわずか。
一進一退の攻防が繰り広げられる。
果たして次の1点を決めるのは?
終盤の攻防がアツすぎるっ!!
終盤の妙のゴリゴリ力ね。
まあそれを可能にしたのは茜の言葉。
この言葉の真意がわかるのはこの後。
後押しされてからの妙の躍動といったら。
そしてそれに負けじと安定の恩田。
やるときはやる女、それが恩田希。
キラーパスからの最後はゴール前、
まさかのスルーで曽志崎の2点目をアシスト。
しかもこれが同じような展開から決めた1点目を
伏線にした素晴らしい発想。
1点目の展開がDFの頭に残っている事を逆手に、
さらには視野の広さ、ゴール前の落ち着きで
曽志崎のポジションを確認している点も激アツ。
この終盤のガチガチの攻防は読んでてホント興奮。
クマが小さくガッツポーズしているシーンもいい。
スタンスが少しずつだけど変わり始めてるシーン。
大局を見据えた上での決断力
試合後、クマと茜の会話がすごい好き。
クマが茜に
チームの勝利ではなく個人を優先した事を指摘。
そう、同点にされた後
妙は独力突破だけでなく、パスで周りを使う。
だが茜の言葉でドリブルでぶっちぎろうとする。
ワラビーズとしては
パスで周りを使われる方が嫌だった。
そんなことは茜だってわかっているはず。
だがあえてそうさせなかった。
一見、合理性にかける判断。
茜はクマの指摘をはぐらかすもクマは見抜く。
全ては
妙の頑固な性格を理解している茜。
ドリブルだけではいずれ限界が来ることも
茜にはわかっていた。
パスがあることが妙のプレーの幅を広げる。
だが言ってもあの頑固者は聞きやしない。
どうするか?そう
身を以て経験させるのが手っ取り早い。
テストマッチであることなど色々な要素も踏まえ、
自分たちがいなくなった後
妙たちが中心になる未来を見据えた上での判断。
茜は名将の器だよね。
クマと話合いそうだなー
三毛、茜のキャラ好きなんすよね。
この目先だけじゃなく大局を見据えた考え方。
自分たちの作ったものをプランBで構わないと
言い切る、エゴのない感じや合理的な判断力。
ホントは興蓮館にリベンジしたかったはずなのに。
妙があのままパスも織り交ぜたプレーしてたら
決勝で戦えていたかもしれない。
だがそれも捨てた。
カッコ良すぎかよ、茜。
よき指導者との出会いは大切だなと実感する話。
妙は永泉船橋で茜に出会わなければ
「才能の原石」
で終わっていたかもしれない。
だが茜との出会いでその才能がさらに磨かれた。
妙の才能、性格を見抜き
自分の考えをゴリ押しするのではなく
居場所を作り、背中を押してあげる。
高校生でやっている茜ヤベーなと思った(笑)
あとがき
見事ワラビーズは永泉船橋を下し決勝へ。
相手は
全国1位の興蓮館っ!!
いやーとうとうきたよ
ワラビーズvs興蓮館
この戦いもホントげきアツなんですわ。
相変わらず試合だけじゃなく
各キャラの抱える葛藤、思いなど含めホント好き。
9巻からはとうとうvs興蓮館編へ。
と今日はこんな感じ。
ではまたー