「東京喰種:re」 171:きえる レビュー
戦いも決着。
ヤングジャンプ 東京喰種:re 171:「きえる」より
昔話をしながらウタさんは自分の思いを少しずつ語る。
ウタさんって何考えてるか謎だから、なんか新鮮。
親も兄妹も、仲間もみんないなくなったことがわかったし。
そしてこの世界は失ってばかりと。
しかし四方さんはそれは違うと。
失わないためには立ち向かうしかない。
そしてその先に得るものがあるのだと。
ここら辺は普段多くを語らない四方さんがどんな風に思っていたかを知れた部分でしたね。
「あんていく」を失ったとき、コクリアで有馬に殺されそうになったとき。
で、食べられそうになったにも関わらずウタにまた喰いにくればいいと言える男気。
カッコイイ男ですよ、全く。
ほんとに大事な友達なんだろうな。
ヤングジャンプ 東京喰種:re 171:「きえる」より
この絵はなんかグッときたなー
昔も今も変わらない感じ。
2人ともいい笑顔なんだよ。
大人になってもこんな友達がいるっていい。
あと、ウタさんの首のところのタトゥーなんて意味なんだろって思ってたけどこういう意味だったんだ。
戦いが始まったときどっちか死んじゃうかと思ったけどいい結末でよかった。
そしてもう一方、亜門vsドナート。
ここで法寺さんが回想で出てくるとは。
流島でオウルと戦ったときは
東京喰種:re9 89:「嘔吐すべき」より
こんな感じで、涙を流してるのはわかったけど、本気で殺す気で戦ってオウルに殺されたと思ってた。けど、
ヤングジャンプ 東京喰種:re 171:「きえる」より
オウルを倒せたかも知れないのに、本気で殺しにいけなかった法寺さんの気持ちが今回の話でわかりましたね。
駆逐しなきゃいけないのはわかっていてもかつての部下に対して非情になれなかった。
だから自分が殺されることを選んだんだな・・・
この法寺さんの絵も痛いほど気持ちが伝わってきてグッとくるものがあるな。
そして同じように亜門もこんな気持ちを持ってるとオウルは気づいている。
東京喰種:re9 96:「疑う血」より
かつて亜門から渡されていた十字架のネックレス
ヤングジャンプ 東京喰種:re 171:「きえる」より
それを投げつけてこの言葉を投げかける。
そして
ヤングジャンプ 東京喰種:re 171:「きえる」より
今まで認められなかった、認めたくなかった感情を認めましたね。
十字架をつけてたのは憎しみを忘れないためと言っていたけど、ドナートと過ごした日々が忘れられなかっただろうな。
記憶って厄介なんですよね。
よかったことも悪かったことも一緒に残るから。
悪かった記憶だけ残れば素直に憎み、嫌えるのに。
人間てめんどいなー
ドナートもやられる前嬉しそうだったけど、これを望んでいたのか。
次回も気になるなー
これで終わりなのか。
それともまだこんなもんではないのか。
ここにきて前にあった出来事との絡みもあり、ますますおもしろいな。
次の話も見逃せないね。